Wisteria-Terrace@Photo-Diary

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2009年 09月 13日

08/24・25 西の函嶺~瀬野八~その1

ぼくの夏休み、その5です。
日本を縦断する幹線の一つ、山陽本線において開業当時から隘路となり、今も貨物列車の足を鈍らせるのが
この瀬野~八本松にある大山峠、通称:瀬野八(セノハチ)です。瀬野から八本松までの10.6kmにかけて上り
最大22.6‰、最小半径R=300m、高低差・約200mの鉄道としてはかなりの難所。26両編成、1300tのコキ
(コンテナ貨物)を100km/hで牽引できるハイパワーな機関車(EF66,EF200,EF210)ですら、この区間では
赤いシェルパEF67の助けを借りて上ります。以前見た雑誌の搭乗記によると、ノッチを上げていくと架線の電圧降下
により出力が低下して勾配途中で停止してしまう危険があるので、電圧降下とノッチのバランスを取りながら登坂
しないといけない「運転士泣かせ」でもあると載っていました。蒸気機関車時代は壮絶だった事でしょうね・・・。

と言う訳で3回目の訪問となる瀬野八。EF67の解放地点でもある西条駅での写真も含めて掲載します。
2日分の写真をバラバラに配しているので、時系列などは全く加味しておりませんのでご承知おき下さい。
あと、ちょっと何処かの雑誌風にコメントを付けてみました。文才が無いので頭を振り絞りましたけど・・・^^;
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2009/08/25 06:45 山陽本線 瀬野~八本松 1050レ、EF17-40mm F4L
真夏とは思えない盆地の16度と言う最低気温。秋の陽射しを浴びながら長大編成を黙々と押し上げるシェルパ
の唸りが響き渡る。その脇を国鉄時代からの盟友が滑るように山を駆け降りていく。




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2009/08/25 07:39 山陽本線 瀬野~八本松 1078レ、EF70-200mm F2.8L IS
カーブ・勾配・重量に加えて電圧降下と四重苦の条件により平成のハイテク機すらもその足を鈍らせる。レンガ
に残る黒い煤は蒸気機関車時代の先達の苦労の証だろうか。
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2009/08/25 07:40 山陽本線 瀬野~八本松 1078レ、EF70-200mm F2.8L IS
24両編成、1200tにも及ぶ1078列車。物流の大動脈の流れを切らないようサミットに向けて支え続ける紅い機体。
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2009/08/25 07:25 山陽本線 瀬野~八本松 1072レ、EF17-40mm F4L
本務機EF66、後補機EF67、長編成のコンテナ列車をその視野に収めるのはなかなか上手くはいかない。
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2009/08/24 18:32 山陽本線 西条駅 2074レ、EF24-105mm F4L IS
家路に急ぐ人達の合間を縫うように列車が西条駅に入線。交わす挨拶は無事をアピールするものであろうか?
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2009/08/24 18:34 山陽本線 西条駅 2074レ、EF24-105mm F4L IS
一仕事終えたEF67-2号機。EF60から改造された重装備な山男は国鉄時代を偲ばせるような雰囲気を醸す。
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2009/08/24 18:37 山陽本線 西条駅 2074レ、EF24-105mm F4L IS
余韻に浸ることなくシェルパと別れ、遠い終着駅を目指す2074レ。それをただ一人見送る。
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2009/08/24 18:37 山陽本線 西条駅 2074レ、EF24-105mm F4L IS
傍らの軒先にある夏の花・百日紅。仕事を終えた機関士にもその赤い花は癒しとなるだろうか。そんな場面に
拙作ながら撮影者の姿も重ねさせて頂く。

・・・とまぁ某誌風に頑張ってみましたが、文章を捻り出すのに1時間以上かかったのは秘密ですw
あと2回分、頑張ってみます^^;

by wisteria_apr | 2009-09-13 06:31 | 鉄道(JR貨物) | Trackback | Comments(12)
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Commented by kotodaddy at 2009-09-13 08:32
いやいや、素晴らしい。ルーク・オザワ大先生が鉄撮りだったとしたら、
きっとこういうコメントになるんじゃないかと思います。私なんかよりも
よっぽど文才ありますよ^^
最後の1枚にビミョーに写り込んでいますね^^
Commented by strike-freedum at 2009-09-13 09:18
プッシュプルの場合って両方の運転士がそれぞれ操縦するんですかね?    
両エンドで形が違うのも特殊任務の匂いがしますね^^ 
Commented by 703 at 2009-09-13 11:28 x
こんにちは。
勉強になりました^^
有名撮影地だと言うことは知っていましたが、
これほどの難所だとは知りませんでした。
貨物と勾配の話を耳にすると、
居眠り運転でズルズル列車が後退した事件を思い出します。
この場所でそんな事になったら脱線しそうですね。

トンネル抜けの写真が素敵です^^
Commented by wisteria_apr at 2009-09-13 22:09
>kotodaddyさん、こんばんは。
何となく難しい言葉を使ってみたくなったので挑戦しましたが・・・w
ちゃんと調べると、それ意味違うぞなんて言う表現も沢山出てきそうです。

最後の1枚、トリミングしても良かったのですが基本的にやらない様に
しているので・・・。望遠レンズでしっかり切り取っておけば良かったです。
Commented by wisteria_apr at 2009-09-13 22:12
>まるちゃん、こんばんは、
ココはそれぞれの運転士が操縦ですね。ある程度速度も決まっているので、
編成の重量などに合わせて無線でやり取りしながら、何ノッチで力行と
決めているようです(RM誌の添乗ルポより^^;)

どの趣味の世界でも特殊任務と言うのは萌えますね^^
Commented by wisteria_apr at 2009-09-13 22:22
>703さん、こんばんは。
講釈じみてしまいましたが、自身が調べ直したついででしたので・・・^^;
現場(線路端)に立つと、結構な急勾配が連続しているのが良く判りますよ。

後補機であるEF67もいるので居眠りは起こりにくいと思いますが、仮に
勾配上で停止した場合でもEF200などは1100tまでは補機無しで起動
可能らしいです。下って来る方が居眠りする危険性はありそうですね^^;
・・・間違いなく脱線で1~2か月くらい不通になりそうですけど。
Commented by dg_3010 at 2009-09-13 23:16
こんばんは。ジックリと読ませていただきました(^^)
これで文才が無いなんて言われたら、私はどうなってしまうのやら(笑)。
セノハチはやはり一度は足を運びたいです。といってもこんなカットは
パッと行って撮影できるもんではないですね。
ということで次のOFF会は・・・(爆)
Commented by wisteria_apr at 2009-09-14 06:32
>dg_3010さん、おはようございます。
瀬野八は基本的に早朝か夜間の撮影がメインとなるので、昼間は別の観光
などに振り分けられるというメリットはありますよ。本数は多いので、とある日の
朝と夜に撮影出来れば十分元は取れるくらいです^^

今度のOFF会・・・ITMが先だと言われますよw
Commented by sakasaka at 2009-09-14 20:05 x
どれも綺麗な写真ですねー
撮りに行きたくなる写真ですねー(^^)
Commented by wisteria_apr at 2009-09-14 23:00
>sakasakaさん、こんばんは。
ここは幹線の貨物列車が好きで、峠越えに興味がある人には最後の聖地
と言っても差支えない場所になってきましたからね。
また出歩けるようになったら、ぜひ再訪してみて下さい。ココは以前から
変わっていませんから^^
Commented by qchan1531 at 2009-09-16 14:46
いやあーここは聖地ですね。八本松といえば、モノクロ時代の写真集や、鉄道ファンには、毎月でていたような有名な場所です。
1枚目とか3枚目にそれが見て取れるようです。
この66は新鶴見出場のものもあるのでしょうか。
Commented by wisteria_apr at 2009-09-17 11:14
>qchan1531さん、こんにちは。
横軽(碓氷峠)、板谷峠、瀬野八(大山峠)と言ったら国鉄時代の難所
として名を馳せていましたからね。それこそSL時代から写真も多く残って
いると思います。

EF66はJR貨物の広島工場から出場した吹田向けの機だと思います。
検査上がりの様な綺麗さは無かったですし。新鶴見だと点検や簡単な
修理は出来ると思いますが、全検や大掛かりな修理は広島などの工場
送りになってしまうでしょうね。


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